一年近くも一緒に働いていながら、バイトの大学4年生クンとご近所さんだったことがつい最近わかりました。それはもうびっくり&うれしくて、彼との距離がグンと縮まったような気持ちもしました。きのうも出身中学について聞こうとしたとき、ふと、「彼はわたしと近所って、もしかしたらうれしくないのかもしれない。気を使っておどろいたり笑ったりしてくれたけど、もしかしたらもうそのことには触れて欲しくないかも」と思ってしまい、わたしは口をつぐんだのでした。なにを考えすぎな、しゃべりたいことをしゃべればいいのに!といつものわたしなら思うけれど、なぜか出かかった(他愛のない)ことばを引っ込めたのでした。このごろそういうことが多いです。若い子たちに話しかけてしゃべっていてももしかしてこの子はあんまりうれしくないのかも、オバサンに合わせてくれているだけかも、なんて思って引っ込み思案になってしまいます。こうやって口をつぐんでいるうち、ますます無口になり、つまらない老人になっていってしまうのでしょうか。