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マークス社御中
貴社では絶版本を専門に扱っておいでの由、『サタデー・レビュー』紙上の広告で拝見いたしました。私は"古書"というとすぐ高いものと考えてしまうものですから、「古書専門店」という名前に少々おじけづいております。私は貧乏作家で、古本好きなのですが、ほしい書物を当地で求めようといたしますと、非常に高価な稀覯本か、あるいは学生さんたちの書込みのある、バーンズ・アンド・ノーブル社版の手垢にまみれた古本しか手に入らないのです。いますぐにもほしい書籍のリストを同封いたします。このリストに載っておりますもののうち、どの本でも結構ですから、汚れていない古書の在庫がございましたら、お送りくださいませんでしょうか。ただし、一冊につき5ドルを越えないものにしてください。この手紙を持って注文書に代えさせていただきます。 ニューヨークからロンドンにある古書店へ向けて一通の手紙が送られました。ひとりの作家へレーンと古書店員フランクの間で交わされる長い長い温かいやりとりの、第一便です。本を注文する人と本を探して納品する人との付き合いがはじまります。それは20年もの長きにわたります。そしてその書簡と本の行き来はフランクの死によって終わります。 大きな抑揚のない、静かな温かなやりとりが淡々と編まれている本です。20年。その長さ。まさか。いえ、そんなことがあるってわたしは信じられる。どこにでもあるわけではないけれど、その感じがわたしにはわかります。この一冊を教えてくれる人がいなかったら手に取ることもなかった、人との出会い、本との出会い、心が満たされます。
by machi_z
| 2009-04-20 23:16
| book
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